4月にはいり、すっかり暖かい日が続いている。ミシニの日光浴ができる温度になってきた。夏は暑すぎていろいろ配慮が必要なので、春の間に直射日光を高頻度で当てておきたいが、毎年面倒でなかなかコンスタントに日光浴はできていない……。
そんなミシニである。
水槽からさらって、掌の上に置いてみた。今は甲長9cm。まだ掌サイズだ。緊張して手足を引っ込めている。この後、軽くベランダで日光浴をさせた。
さて、我が家では、ミシニを水槽から出した後は必ず乾燥エビをあげている。外での思い出が少しでも良くなるように、恐怖に耐えたミシニにへのご褒美だ。
外から水槽に戻ったミシニは、数秒は戸惑ったような顔をするが、すぐに餌をねだりにやってくる。ミシニの頭の中でも、「外から水槽に戻る=餌を貰える」ということが完全にインプットされている。
餌をねだる方法は主に2種類ある。1つは、無茶苦茶に水かきをしてアピールをする方法、通称「餌くれダンス」だ。ミシニの気持ちを推測すると「クレクレクレクレクレクレッ!!」とでも言えるだろうか。
もう一つのねだり方は、水槽の壁面まできて、底にしずみ、ゆっくりと水かきをする方法だ。ミシニの気持ちを推測すると、「くれるの?くれる……?クレッ。クレッ……!!」だろうか。これは、カメ美が水槽の真ん前に座ってじっとミシニを眺めている時によく行っている。距離が近いときは、ミシニも近くに来てゆっくりとアピールするのだ。この時、カメ美が離れたり、立ち上がったりすると激しい餌くれダンスに変わったりする……。ミシニなりに、給餌者との距離を測りながらアピールしているようだ。
我が家のミシニの写真は静止画がほとんどだ。今回はせっかくなので、餌くれダンスをしているミシニの写真を紹介する。
手足をばたつかせながら必死に泳いでいる。優雅とはいいがたいが、ユーモラスで可愛い。
餌くれダンスをしても餌が貰えなさそうと分かれば、ダンスをやめて普通に泳いだりもする。
狭い水槽では、カメが泳ぐ姿をみるのは難しいだろう。泳いでいる姿をみるだけで、大きい水槽にして良かったと思える。泳ぎが上手とは思えないが、普通に泳いでいるし、金魚と同居させたときは金魚を追いかけていた。
普段はじっとしているミシニだが、たまには運動もしているようだ。
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