<薬事>武田薬品工業㈱も相当ヤバいのか?

生活

武田薬品工業㈱といえば、長らく医療用医薬品の業界で国内トップを走っていた企業です。

先日、その武田が創立の礎であるアリナミンなどのブランドを持つ武田コンシューマヘルスケア売却先を探していることを記事にしました。

今日、ネットニュースを見ていたら売却先の決定の最終段階に入ったという下記のニュースが掲載されていました。

武田薬、大衆薬子会社をブラックストーンに売却で最終調整-報道
武田薬品工業が一般用医薬品(大衆薬)を手がける完全子会社の武田コンシューマーヘルスケア(TCHC)を、米投資ファンドのブラックストーンに売却する方向で最終調整に入ったと、共同通信が19日報じた。

大正製薬㈱など国内企業も売却先として検討していたそうですが、米投資法人のブラックストーンへ3000億円以上で売却の最終調整に入ったそうです。

カメ夫
カメ夫

さすがに、大正製薬㈱はブランドが重複することになるので、高い額は払わないと思っていましたが、やはり外資に買収されたかという感じです。

これで武田のOTCブランドは完全に外資の傘下に入ることになります。

ブランド自体は存続すると思いますが、本当の意味では国内企業のブランドではなくなるのは少し寂しく感じます。

それに加えて、武田薬品工業㈱には下記の早期退職のニュースまででてきました。

武田薬品が希望退職募集 「フューチャー・キャリア・プログラム」の対象は異例の“30歳以上”
武田薬品工業は希望退職を募集すると発表した。30歳以上で国内のビジネスを担当する勤続年数3年以上の社員が対象。募集人数は非公表としている。

募集職種は、製薬企業の根幹である研究部門や製造部門ではなく、営業や事務部門ですが、30歳以上を対象とする驚きの内容です。

医薬品企業は、一部(イブプロフェンなど)を除き、劇的にコロナの影響を受けているところは少ないイメージです。

そのため、この早期退職の募集は6兆円とよばれるシャイアー売却に端を発しているでしょうね。

まあ、医療用医薬品は一つ当たりを引けば劇的に状況が変わる可能性はあるのですが、ここまで立て続けにキャシュを手元に増やそうとする戦略をうってくるとかなり経営的に厳しいのかと勘ぐってしまいます。

日本の製薬業界の先頭を走っていた武田薬品工業㈱でもこのように激変を迎えるなんて、本当に時代は変わりましたね。

一応、医薬品業界に所属しているカメ夫もあんまりうかうかしておられず、スキルアップをしっかりしなければと思っているこの頃です。

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