最近、エスエス製薬の「スルーラック マグネシウム」のCMが前田敦子さん出演で流れ始めましたね。
【第3類医薬品】スルーラックマグネシウム 30錠
元々、スルーラックブランドの酸化マグネシウム使用製剤は「スルーラック デルジェンヌ」というものがありましたが、それを製造終了し、マグネシウムの名前を前面に押し出した感じです。
ちなみに、デルジェンヌの時は、ヨクイニンも入っていましたが、マグネシウムになってから有効成分が一つになっています。
健栄製薬㈱の「酸化マグネシウムE便秘薬」のヒットを受けての対応なんですかね?
パッケージ的には、健栄製薬というよりもコーラックシリーズのパッケージデザインに寄せてきている感じです。
今日は、せっかくなので主要な酸化マグネシウムのOTC薬の成分を比較したいと思います。
比較する3つの酸化マグネシウムのOTC薬は?
まず、CMを最近やりだしたエスエス製薬の「スルーラック マグネシウム」です。
【第3類医薬品】スルーラックマグネシウム 30錠
次は、酸化マグネシウム錠のヒットの先駆けである健栄製薬の「酸化マグネシウムE便秘薬」です。
菊川怜さんのCMでお馴染みですね。
【第3類医薬品】酸化マグネシウムE便秘薬 360錠
最後に、大正製薬の「コーラックMg」です。コーラックブランドは、ピンクのパッケージでお馴染みですが、Mgは青色のパッケージになっています。
【第3類医薬品】コーラックMg 100錠
成分比較?
まず、「スルーラック マグネシウム」の成分は、酸化マグネシウムが6錠中に2,000mgと添加剤がセルロース、カルメロースCa、ステアリン酸Ca、l-メントールになります。
次に、「酸化マグネシウムE便秘薬」の成分は酸化マグネシウムが6錠中に2,000mgとステアリン酸Ca、アセスルファムカリウム、結晶セルロース、クロスカルメロースNa、香料ですね。
最後に、「コーラックMg」の成分は酸化マグネシウム6錠中に1,980mgと添加剤がセルロース、クロスカルメロースNa、ステアリン酸Caですね。
成分量はほぼ同じで、違いは添加剤ですね。何が変わってくるかというと飲みやすさですね。
まず、「スルーラック マグネシウム」は、l-メントールが入っているので、さっぱりした感じと思われます。
また、「酸化マグネシウムE便秘薬」は、甘味料のアセスルファムカリウムと香料が入っており、レモン風味に仕上げているとのことです。
逆に、「コーラックMg」はこの手の添加剤をいれておらず、製剤設計的に崩壊しやすくしているとのことです。
どれがいいのか?
結論としては、有効成分的に変わりませんが、服薬感は異なっているので、飲んでみて自分が一番飲みやすいものを選べばいいと思います。
好みがはっきりしている人は上記の味付けを考慮して選んでもいいのかもしれません。
他は、値段とブランドですかね。
まとめ
今日は、OTCの酸化マグネシウムの違いを紹介しました。
参考になったでしょうか?
【第3類医薬品】スルーラックマグネシウム 30錠
【第3類医薬品】酸化マグネシウムE便秘薬 360錠
【第3類医薬品】コーラックMg 100錠
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