<生活>話題?のアンサング・シンデレラを見てみた!!その6

生活

今週もアンサングシンデレラを見ましたので感想を書きたいと思います。

ちなみに、第5話の感想は下記になります。

冒頭の高齢者のための相談会のシーンについて

冒頭のシーンは一般的な薬剤師の仕事としては大事だと思いましたので、とてもいい取り上げ方でした。

確かに高齢者の人へは薬の話をする人よりも、親身になって話しを聞いてくれる人がとても大事だと思います。

以前、カメ美がこのことについて取り上げていましたので、興味があれば参照ください。

こういう環境ができれば、患者さんも体調などについて話をしてくれるようになりますので、薬剤師の業務にもとても有効だと思います。

ただ、忙しくてなかなかそこまでできないという現状もあるかも知れませんが...。。

抗菌剤乱用の話について

抗菌剤の乱用の話は、医薬品の話で定番の問題なので、一般の人への理解を深めるためにドラマで取り上げるのはとてもいいことだと思います。

ドラマでもあったように風邪には抗菌薬は聞きません。

風邪の原因はウイルスであり、抗菌薬はウイルスに効果がないからです。

では、なぜ処方しても保険適用になるかというと病気時の感染症予防で処方することができるからです。

手術などをして開腹した場合などは必須ですが、風邪などの場合の効果は?です。

そのため、患者さんの要望があれば漫然と処方される現状があるのです。

個人が満足していれば、いいじゃないかという人もいるかと思いますが耐性菌の問題がありますのでそんなことも言ってられません。

人間の場合は寿命が今は80年近いので進化にはとても時間がかかります。

ただ、菌は数十分から数時間で2倍に増え、世代交代の時間がとても速いです。

そのため、人間よりかなりはやいペースで環境に対応します。つまり、連続的に抗菌薬を処方すれば、すぐ耐性菌はできます。

微生物系の研究室出身の人がいればわかると思いますが、抗菌薬があるところでずっと菌の培養にチャレンジすればすぐ耐性菌ができてきて、世間の人が思うよりすぐ耐性菌はできるのです。

抗生剤を漫然と処方するのは上記のような環境で耐性菌を培養しているのに他ならないのです。

カメ夫
カメ夫

菌は、目に見えないので実感が湧きにくいかもしれませんが、知っておいて欲しいです。

まとめ

今回は、患者さんの要望と医薬品の定番の話である抗菌薬の乱用の両面がしっかりとりあげられておりいい内容だったと思います。

次回も期待したいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました