前回、羽虫の発生により水槽をリセットした記事を書きました。
今回はその記事の続きです。
水槽リセットの間の金魚達
前回、水槽の水全替えを行いましたが、その間、ミシニ達は別の容器に隔離していました。
暖房の効いた室内なのでミシニは水なしで容器に移動。金魚とドジョウはバケツに飼育水をいれてしばらく放置していました。
水替え後、それぞれの水槽に移そうとしたのですが、バケツの水温が冷たいこと!!
バケツにはヒーターも何も入れていなかったので、25℃→16℃程度に下がっていました。
やば‼
金魚とドジョウは丈夫だと言っても、短時間での水温低下は結構危ないのでは……。
そのまま水温25℃のリセットした水槽に移すのはためらわれたので、今度は温度合わせをしつつリセット水槽にそれぞれの生体を移しました。
もとの水槽に戻った後、ドジョウも金魚もわりと元気そうにしていたのでカメ美は安心して眠りにつきました(疲労困憊で早く寝たかった)。
消えた金魚
翌日、ドジョウ水槽を見るとドジョウ2匹とも元気そうにしています。モグリンはいつも通り潜っており、ドジョちゃんはヒーターと水槽の間に挟まっています。
ミシニ水槽をみると、ミシニがどや顔でこちらを見ています。昨日水の全替えをしたばかりなのに水槽は濁り、結構匂っています。
そして、あろうことか金魚の姿がありません。
ミシニは、さも金魚を喰った後のような顔をしてこちらを見ており、餌くれダンスもしないではありませんか。
温度変化で弱った金魚を喰ったのか!!
なんて奴だ!
失意のもと出勤し、勤務後に帰宅しても金魚の姿はありません。最近の金魚は、人間が餌をくれるということを覚えたようで、水槽の前に人が立つと必死に寄ってきていました。可愛く思えてきた時にこの仕打ち。
しょうがない……。汚いし臭いから、水替えしよ。
連日の水全替え
昨日の水槽リセットでかなり疲れていましたが、仕方なくミシニ水槽の水換えを実施しました。昨日とは違って、煮沸消毒はしないので楽なものです。
水を抜いている間、金魚の姿を探しましたが、残念ながら見つかりませんでした。
この際、水全部抜こ。金魚いないから何も考えなくていいし。
水抜きは順調に進み、残す水位が2cmというところで、魚が跳ねるような音が聞こえました。よくある、ピチッピチッという音です。金魚を求めるあまりの幻聴かと思いましたが、念のため流木やシェルターをひっくり返して金魚を探しました。しかし、いません。
水位が低くなったからプロホースでうまく水が吸引できず、音が立っているのかな?
水抜きを再開し、プロホースで給水できるギリギリまで水位を下げました。すると、またピチピチと音がするではないですか。プロホースを観察しても、音をたてるようなそぶりを見せていません。でも、確かに音がするのです。
水槽内の置物の下は全て調べたはずですが……、と、唯一調べていなかったものに気づきました。水作のタートルフィルターです。水槽の角に設置するタイプで、どう考えても金魚が入れる隙間はなかったので頭の中から完全に除外していました。
半信半疑でフィルターを外すと、何と、金魚が横たわって跳ねているではないですか!!
急いで金魚をもちあげ、ドジョウ水槽に放り込みました。
生きていた!生きていたよ!
カメ水槽が汚くなっていたのは、バクテリアがいなくなったからだったのでしょう。ミシニはとんだ濡れ衣を着せられていたわけです。
ドジョウとの混泳
ドジョウ水槽に隔離した金魚をよく観察してみると、尾びれに少しうっ血の跡がありました。写真では分かりにくいですが、尾びれの付け根あたりに赤い斑点があるのがそれです。
弱っているのか、ほぼ動きません。ドジョウに突かれているくらいです。
初めにカメ水槽に金魚を2匹入れた時はもう1匹を突きまわしていたのに、ドジョウに突かれるほどに弱っているのか……。
少し心配でしたが、ドジョウもたまに突くという感じだったので、そのまま2日~3日程度ドジョウ水槽にいてもらうことにしました。
2,3日経過すると尾びれのうっ血もなくなり、すっかり金魚は元気になりました。このままドジョウ水槽に置いておくことも考えたのですが、ドジョウ水槽はかなり小さく金魚がまったく泳がなくなったのでカメ水槽に戻すことにしました。
ミシニとの混泳
ミシニ水槽に移した途端、これまでが嘘だったかのように泳ぎだした金魚。
やはり、ドジョウ水槽は小さすぎて泳げなかったようです。
ミシニに食べられるかと心配したのですが、全くそんなことはなく、逆にミシニを突くこともある始末。
うちのミシニは完全になめられている……。いつか食べられても知らんぞ。
金魚は既に6~7cmくらいのサイズになっているので、甲長8cmのミシニからしたら大きすぎて餌としてはあまり認識していなさそうです。たまに、餌の奪い合いをしている時にミシニが金魚を追い回すことはありますが、金魚は余裕でかわしています。
フナの遺伝子
ミシニ水槽で悠々自適と泳いでいる金魚ですが、またフィルターの裏に挟まっては大変です。
フィルターに付属していた詰め物を水槽とフィルターのわずかな隙間にセットし、フィルターの後ろに入り込めないようにしました。
対策はしたものの、いったいどうやってフィルターの後ろに入ったのか謎でしたが、ある日その理由が分かりました。
こんな感じでフィルターをセットしているのですが、金魚はどうもフナの習性から水流に逆らって泳ぐようで、フィルターの吐き出し口に向かって一生懸命泳いでいるのです。
そして、勢い余ってフィルターの上に乗っかっていたのです。観察したときは、ピチピチと跳ねて水の中に戻っていましたが、前回はフィルターの後ろのわずかな隙間に上から入り込んでしまったのでしょう。
習性には逆らえないか。
まとめ
魚を飼育している人からすれば、よくあることだとは思いますが、小魚はフィルターに挟まってしまうようなので気を付けましょう。
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