私には、黒くなっている歯が4つある。上下左右、対照的に同じ位置にできているので磨きにくい場所なのだろう。
この虫歯が悪化しないように歯医者に定期的に通っている。
今日はこれまでの歯医者の思い出をブログに書いてみようと思う。
もともと私はまめな方ではなく、小児の歯科検診が終わって以降、高校・大学の頃は歯医者には全く通っていなかった。
過去の話だが、社会人2年目になり、兄から定期検診を勧められてようやく歯医者に行った次第である。
削りたい歯科医師vs削りたくない私
社会人2年目になり、兄から歯科の定期検診の重要性を伝えられた私は、近所の歯医者を予約していた。普段の通り道にあり、大きい看板と歯の形を模した椅子が遠目に観ても目立つ医院だった。
さて、そこで10何年ぶりくらいに歯科受診したのだ。中年の歯科医師は私の口の中をみて、
4つ怪しい歯があります。
と言った。そして、当然ながらレントゲンを撮ることになった。レントゲンの結果をみて、その医師は
4つ全て削った方がいいでしょう。
と言い放った。気軽な気持ちで受診したのだが、告げられた言葉はなかなか重たかった。個人的には削りたくなかった私は応戦した。
何年か前に別の歯医者で診てもらったときは、削るほどではないと。
削りたくありません……。
分かりました。今回は見送りましょう……。クリーニングなどがあるので、また来てください。
応戦の結果、何とか削らずに済むことになった。しかし、クリーニングが必要とかで1週間後にまた受診することになった。
1週間後、歯科衛生士さんにぴかぴかに歯を磨いて貰った私は、帰り際に驚きの言葉を聞いた。
では、来週は歯磨き指導などがあるのでまた来週も来てください。
え!!
定期検診に3回もかかるのですか⁇
当院では、3回通って頂いて1サイクルが終わりますので……。
これまでの歯医者は定期検診は1回で済む歯医者ばかりであった。定期健診だけで3回も受診させる必要性が理解できなかった。その後、少し歯科衛生士さんに向かってごねたが、あまり意味はなかった……。
そして、3回目の受診である。ここまでで、歯科医師と対面した時間はトータルで10分も言っていないだろう……。何のための受診なのかイマイチ分からないまま受診した。
歯磨き指導が順調に終わり、もう帰るだけとなった私に、歯科医師が近づいてきた。かなり久しぶりの対面である。
やはり、4つの歯は削った方がいいと思うので削りましょう。
(衝撃……!!)
はあ……。
さすがに、前回応戦しているため、もう一度バトルする気にはなれなかった……。
会計を済ませて、受付で次回の予約を取るように言われたが、「予定が分からないのでまた電話します。」と言い、歯科を後にした。
もう、この歯科医を受診するつもりは一切なくなっていた。
セカンドオピニオン
もう、以前の歯科を受診するつもりはなくなっていたが、4つの歯に関しては若干の不安があった。今度は、営利目的ではない歯医者を受診しようと、職場の同僚に評判のいい歯医者をリサーチして、そちらを受診することにした。
結果的には、とても良い歯医者だった。4つの虫歯に関しては、現状は削らなくてよいようであった(代わりに親知らずを2本抜いた)。歯科医師は丁寧であり、説明も分かりやすかった。定期検診に3回通えなんてことは言われなかった。
この件で私は、歯医者選びの重要性を感じたのだった。
引っ越しと歯医者
その事件から1年ほど経過し、カメ夫の転職で引っ越すことになった。
引っ越し先でもまた歯医者を探さなければならない。あまり削りたくない私は、職場の同僚にまたもや評判のいい歯医者を訪ね、早速受診した。
大正解であった。4つの歯については、またレントゲンを撮ったが、現状は経過観察で問題ないようだった。悪化していないようで何よりである。歯周病の心配もしなくてよいようだった。
無心になりながら歯石除去をしてもらった。除去中に、受診間隔を尋ねたところ、現在の私の歯では、半年に一回、定期検診すれば大丈夫のようだった。勿論、定期検診は1回ですんだ。
歯医者にいこう
ということで、歯医者選びはとても重要である。是非皆様も良い歯医者を見つけて欲しいと思う。
因みに、歯周病になると糖尿病や感染症など、様々な病気に悪影響を及ぼすらしい。歯周病予防や早期発見のために是非是非、歯医者に行こう。
歯周病は口づけや箸の共有などで移るようだ。とても大切なことなので、恋人には歯周病の有無を尋ねてみよう(答えられる人は少ないかもしれないが)。
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