先日、お持ち帰りグルメの注文ミスで大量の料理を持ち帰ったカメ夫です。
お持ち帰りグルメって意外と取りに行く店舗間違えたりやらかすんですよね。
全然、話は変わりますが、今日は企業で働く薬剤師に関する記事を書いていこうと思います。
企業で薬剤師の資格が必要な業務
企業でも医薬品関係だと薬剤師は必須です。
まず、製薬企業の製造所には製造管理者が必須なのですが、これは薬剤師しかなれません。また、製造販売業の許可をもっていると総括製造販売責任者に薬剤師を置かなければいけません。
医薬品卸の会社などでも管理薬剤師を置かなければいけないので、意外と企業でも薬剤師しかできない職種があります。
よく、大学の先生が、6年生の薬学部よりも修士をでた4年生卒の方が、企業は専門性が高いので就職しやすいと言うと思います。
カメ夫的には、特に中小企業に限っていえばそれは嘘だと思います。
大手の企業なら人材豊富で、将来管理者に据えられる薬剤師の人数は足りていますが、中小企業に供給される薬剤師はとても不足しています。
正直、新卒は雇ってみるまでわからない部分があります。そのため、カメ夫が人事なら微妙な差なら将来管理者に回せる薬剤師免許がある人を雇うと思います。
そもそもどれくらいの人数が製造所に必要なのか?
医薬品の製造所の場合、最悪事業所で1人製造管理者の薬剤師がいれば問題ありません。
ただ、いきなり退職の話がでたり、病気など不測の事態も考えられるので、最低限の水準だと2人以上は必須だと思います。
2人くらいならすぐ採用できるのではという意見もあるかもしれませんが、いきなり業務をばりばりこなせるわけではなく、決断を下さなければいけない役職なので、ある程度の教育が必要で、将来のことを考えると年齢の分散などの対策をしておく必要があります。
卸や営業所の管理者なら職歴が浅い人でもできるかなと思いますが、製造所の製造管理者などは職歴浅いときついです。
ただ、実際には中小企業では別で影の責任者がいて、指示をだして管理薬剤師に印だけ押させるというあまりよくない会社もあります。
1、2年目の薬剤師を管理薬剤師において、そのようなことをやっている会社もあると薬務課の人がぼやいていたのも聞いたことがありますし、取引先に手続きが全くわからないと泣きついてくるやばい会社もあります。
これですが前者は、他に薬事とかに習熟した人がおり、しっかりチェックしているので大事になることはほぼないです。薬剤師以外でも知識豊富で、判断能力が豊富な人も多いのですから薬剤師免許が必須ということはないのですが、この辺は利権がらみなので薬剤師が責任者から外されることはないのかなと思います。
正直、カメ夫は人手不足なので薬剤師免許の制限外したらいいのにと思います。
一方、後者はただただやばい会社です。
正直こういうところとは関わりたくないので、管轄の自治体の薬務課に相談してくださいと突き放しますが。
最近、不正がぽろぽろあり、上記のような実態がある会社もあるので、製造販売業者のいわゆる3役という役職には適切な職位や経験がある人をつかせるようにという通知がでています。
※このへんはまた長くなりますので、別で記事を書いていきたいと思います。
なぜ、中小の製薬企業にはあまり薬剤師がこないか?
そもそも、薬剤師が6年生になり、薬剤師として集中教育が施されることになって、薬剤師として働きたいと感じる人は増えていると思います。
それに伴い、大手の製薬企業なら企業に就職してもいいが、そうじゃなかったら薬局や病院で働こうという学生も一定数いると思います。
また、中小の製薬企業ならむしろ薬局の方が給料は高いことはざらにあります。その割に、いろんな業務の種類があるので、割りに合わないと思う人もいると思います。
最後に、薬剤師免許がある人は流動性が高めです。
辞めても、中小企業レベルだと同条件以上の求人はいっぱいありますしね。
そもそも、中小企業で働く薬剤師以外の人は転職しづらいので、よっぽど条件が悪くなければそのまま働く人が多いです。一方、薬剤師は転職が容易なので、合わなければ辞める人は多いイメージです。
中小企業ってベンチャー的なところ以外は年齢横並びの給与体系なので、薬剤師免許を持っていても、軋轢を生まないレベルの厚遇しかしてくれません。
転職しやすいという海外企業に近い感じの職種が、古くからの日本企業にはマッチしていないと感じます。
まとめ
まあ、まとめとしては中小企業レベルだと給与面などで見るとわざわざ企業で働くメリットは少ないということですね。
まあ、こんな感じで医薬関係の中小企業は薬剤師不足なのですが、まあ企業の方がいいこともいろいろあります。
この辺の話は薬局・病院と企業との違いという感じでまとめて記事にしたいと思います。
コメント